タグ:K-POP ( 18 ) タグの人気記事

実力派歌手シリーズ(2)−パンミギョン

 64回目の815(パリロ)記念ということで、私の好きな韓国の実力派歌手をこれから何人かご紹介することにします。ご紹介、とは言ってもYouTubeを貼るだけのお手軽なものになりそうですけど。すいません、これから新たな展開を考えていないこともないので、まだ見捨てないでくださいネ!

 さて今日は先日のインスニに続いてパンミギョンです。ハングルでは박미경なのでパクミギョンと書くべきかもしれないけれども、ここでは実際の発音にしたがってパンミギョンと書くことにします。

 10年以上前に赤坂ブリッツで見たけど、この人も声がデカいんですよねー。韓国歌謡界で、声のデカさでインスニと双璧だと思います。



↑ これは99年ころの曲で、前項のインスニ編もヒップなDJと実力派シンガーが組んで踊らすパターンでしたけど、このパターンの韓国における元祖がこの曲じゃなかったでしょうか?
 いま見るとやっぱりこう、通貨危機によってぶち壊しになった自尊心を取り戻そうと必死で、無理な構造改革によって急速に弱肉強食化してゆく90年代末の韓国社会の殺伐とした雰囲気が色濃く反映されているようにも思えます。
 CLONのデビュー当時からの特徴である、ヤケッパチ的な力技みたいなものが、この時代に合っていたのかもしれません。パンミギョンの「♪トラワ、ナエゲトラワ!」というシャウトは、IMF以前に戻りたいという韓国人の心の叫びだったのではないでしょうか…?
 CLONの「ヤケッパチ的力技」に較べれば、00年代半ばでの、前項チョPD+インスニなんかはより洗練されて落ち着いた感じがしますよね。チョPDのルックスなんかもCLONとは違って別に気をてらうとかそういうこともないですし。

 パンミギョンについて書くつもりが、通貨危機とCLONの話が主、になってしまいました。私はCLONはどっちでもいいです。パンミギョンは歌がうまいよ。ということが言いたかったわけです。あとは「박미경」の3文字をコピペしてYouTubeへどうぞ!
[PR]

by kobugimori | 2009-08-16 00:14

歌手が好きな歌手

 私がファンの阿部まりあさんは、韓国の歌手インスニを尊敬しているということを彼女のブログで知った。

>>韓国のマイケルジャクソン氏?!

 私もインスニは大好きだ。歌と踊りが得意な韓国人に、黒人の血とソウルとをかけ合わせた最強の歌手だ。リズム感の良さと押しの強さで「黄色い黒人」などと評されることもある韓国人だが、その伝でいけばインスニはまさに「黒い韓国人」、なまっちろいチョッパリなどひとたまりもない。



↑ 数年前のチョPDとのコラボ「チング(友)よ」。主役ではないのだが彼女がいないとこの歌は成立しない。
 そういえば日本では和田アキコが似たようなヒップホップをやっていたと思うが、この曲のパクリじゃないかと私は思う。和田アキコも韓国の血を引いていればこそのリズム感とパワフルさ・ソウルフルさは認めないこともないが、アジア最強の歌手インスニにはかなわない。

 ちなみに、インって珍しい名字だよなーと思っていたら、本名はキムインスン(たぶん金仁順)という地味ーな名前なのでした。顔に似合わず。

 では今日はこれで! 最近いそがしいのよ!
[PR]

by kobugimori | 2009-08-13 23:55

정은주「짜릿짜릿」

 レースクイーン出身の정은주チョンウンジュが「짜릿짜릿(ビリビリ痺れる感じ)」という曲で、トロット歌手としてデビューした。
 このPVがまた、いきなりのパンスト破りに始まってM字開脚・手ブラ・イキ顔と、2分足らずのあいだにヌキどころがテンコ盛りで、私もすでに数回お世話になった(うそ)。



 どや? ええやろ?

 ところがこのPV、韓国ではイヤラシすぎるということでちょっとした論争になっているようだ。本人もそのことで悩んでいる。

>>ウンジュたんの公式HP(韓国語だけどセクシーな写真もアリ)

 かわいそうなウンジュたん…。
 韓国の分別くさいアジョシに一方的に非難されるのはかわいそうだから、ここで日本のおじさんが擁護してあげようと思う。

 そもそも韓国のトロットは、日本の演歌とルーツが共通だ。それが、湿度の高い日本ではジメジメと暗く内省的な方向に、乾いて明るい韓国ではダンサブルで娯楽性の強い方向にそれぞれ進化してきたわけだ。もちろん歌の内容は時代的な背景に強く左右されるからそう単純なものではないが、おおよその方向がそうなっていることに間違いはない。

 しかも韓国では、大衆歌謡の1ジャンルとしての「トロット」に加えて、中高年のダンスのために、リズムをより単純化させた「ポンチャック」というスタイルもある(トロットおよびポンチャックという言葉は、一般にはっきりとは区別しないが私は便宜的に前記のように区別している)。
 韓国地方都市のいわゆる「キャバレー」や観光地の「観光ディスコ」と呼ばれるところでは、ポンチャックにのって、中高年の男女が出会い、踊り、S○Xする。
 そのポンチャックにはすでに何年も前に、性を露骨に歌うなその名も「露骨ソング」「エロソング」などという音盤が出て、100万枚も売れたそうだ(私が発売元の社長から直接聞いた話。ただしこの数字はどう考えても眉唾だとは思う。これらについては別の機会にちゃんと紹介したいと思います)。

 要するに、韓国トロットの周縁にはそうした娯楽文化の土壌がもともとあって、中央にはチャンユンジョンをはじめアイドル的な若い女性歌手も多いのだから、少々サービスが過剰だとはいえチョンウンジュの登場は今さら驚くには当たらないはずなのだ。
 ただし、韓国のトロットは子供にも人気があるので、棲み分けはきちんとした方が良いと思う。子供には、ちょっとやっぱりシゲキが強いよね…。

 なにしろがんばってください。日本のおじさんは応援しています!

 おまけ:
 もう5〜6年か、もっと前くらいの曲だけど、これも最初に見たときにはダンスのあまりのHっぽさに笑ってしまったパクチユン「成人式」。



 歌詞も、有り体に言えば「私はもう少女じゃない、あなたが待ったように私も待っていた、さあやりましょう!」みたいに男の側に奮起(=勃起)を促す内容。
 この歌なんか普通にテレビに出てたし、小さい女の子がこれを完璧に踊る動画が当時、ネットで話題になったりもしていた。

 そんなわけで、前回は韓国製ハイブリッドカーを腐した私ですけど、やっぱりスキなんです、韓国が。
[PR]

by kobugimori | 2009-07-25 21:36 | ポンチャック

田月仙「禁じられた歌」

 在日女性による日韓文化交流史みたいな本は、私が読んだかぎりでは例外なく記述が情緒的で結局なにが言いたいのかよくわからず内容が薄い。
 純情な読者なら情緒に浸って涙ぐむこともあるのかもしれないが、韓国好きも私のように擦れてくると、著者が日韓間で股裂きにあって内股がプルプル震える痛々しい姿を見せられるようで白ける。

d0075839_1821331.jpg

 図書館でたまたま見かけた中公新書ラクレの田月仙(チョンウォルソン)「禁じられた歌」も、タイトルからして女くさい情緒の垂れ流し本だろうとは思ったが借りるのはタダだしまいっかーみたいなノリで借りてみた。
 するとこれがまあ「記述が情緒的」というのはその通りではあるのだが、情緒や感傷に浸る前に当事者にのこのこと会いに行って話をいろいろ聞きだしているところがすばらしい。
 著者は国際的に活躍するソプラノ歌手なのにジャーナリストとしての適性もあるようだ。

 この本には、民謡「アリラン」や歌劇「春香伝」などにとどまらず、「동백아가씨(椿娘)」「카스바의 여인(カスバの女)」「가슴 아프게(カスマプゲ)」などの韓国トロットの定番、日本文化の流入が規制されていたかつての韓国でなぜ皆が知っているのか私も不思議だった「ブルーライトヨコハマ」や「恋人よ」などの日本歌謡、80年代韓国オタクにはなつかしい各種「健全歌謡」まで取り上げられている。
 それらの歌の背後に隠された感涙もののエピソードの数々が、数十年の時を経て、歌い手や作曲家など当事者の口から田月仙に語られるわけだ。特に、孫牧人や高木東六など、すでに物故した大家の話はこの上なく貴重だ。
 これらの対談は聞き手が田月仙だからこそ実現したのだと思う。歌手とはある意味「巫女」だと常々思っていたがまさにその通りだ。
 コリアンロックも軍事政権下でずいぶんと弾圧されたのにこの本には一曲も入っていないのが大いに不満ではあるが、韓国大衆歌謡に興味を持つ人なら一読して損のない好著です!

 較べるようで申し訳ないのだが、冒頭に書いた「記述が情緒的で内容が薄い」本の典型が岩波新書「日韓音楽ノート」姜信子著、だ。
 日韓両国の大衆歌謡のルーツを探る、というテーマは私にとっても大関心事なのに、取材も論考もすべて中途半端で何も心に残りませんでした、すいませんけど!




 ↑ 本文には直接関係ないが第三共和国時代にもっともソウルフルだった歌手キムチュジャ(金秋子)の「커피 한잔(コーヒー一杯)」、ギターもボーカルもイカすっす!
[PR]

by kobugimori | 2009-06-30 18:03 | ポンチャック

韓国×インドネシア

 おしゃれでさわやかで(大阪弁でいうと)シュっとしてて、私のまわりではなぜか40代のおじさんのファンも多く、昨年末には日本盤も出た韓国のギターデュオ「Peppertones」が、こんどはインドネシアの姉ちゃんとコラボした。というのを、mixiのなべじゅんさんの日記で知った。



 歌のお姉さんがインドネシアだからって暑苦しいとか汗臭いとかの熱帯っぽさがゼロで、ちょっとこっぱずかしいほどの爽やかさが流石Peppertones、北海道のラベンダーの大地をオープンカーでドライブするような気分ですな!
 ただし私は個人的には、もうちょっとナマナマしいというか体臭が感じられる方が好みで、インドネシアならたとえばこういうヤツ。



 インドネシア語はわからなくとも「グラグラダンドゥットリミックス」というだけでグラグラきますね!
 ついでに、最近の私が気に入っているラオスのアイドルNoi Sengsourignaノイセンスリーヤーたんのいかした新曲(?)も貼っておきます、イイんすよねーこれも!



 ノイたんが気に入ったらこれとかこれとかも見てみてください、ほかにもたくさんありますYouTubeに。
 ああそれにしても韓国のポンチャック/インドネシアのダンドゥット/タイ・ラオスのモーラムみたいな大衆的(体臭的、ともいえる)ダンス音楽って、ほんとうにすばらしい! なんで日本にはこういう文化が根付かなかったのでしょうかね?
[PR]

by kobugimori | 2009-04-15 14:48

逃避

 3月末でまた失業してヒマになった私。季節も良いので、しばらく奥さんの実家で現実から逃避しておりました。
 奥さんの実家は滋賀県大津市、琵琶湖が近くて、琵琶湖を見ながらボーっとしたり彦根城にひこにゃんを見に行ったり、義理父&義理母のお世話になってのんびりできて良かったわぁ。

d0075839_0152172.jpg
d0075839_015388.jpg
d0075839_0142468.jpg
d0075839_0143968.jpg

 しかしサイタマに帰ってくるとキビシい現実が待っているのでございます。
 そんな私のBGMはwaxの「졸려」、まさに現在の心境にぴったりで泣けます、もっとも私の場合、「자고 싶어」というよりはいっそ「죽고 싶어」っていう感じだったりするんですけど。

>>wax「졸려(眠い)」

 ところで、いつも使っていたアップローダーが、システムを変更したんだかなんだかで、今まではファイルに直にリンクできていたのができなくなってリンクが切れちゃった!
 だからこれまでのファイルは全て別のアップローダーに移してリンクを張り直さなければならないという超めんどくせぇことになってしまいました (ioi)/。
 とりあえず上のwaxのやつとこの前のYeo Jinのやつもダメだったりしたらお知らせください、他のやつも少しずつやるつもりですけど、リンクが切れてても欲しいのがあればkobugimoriカタツムリgmail.comに連絡くだされば送ります。

 * * *

 さて、サイタマに帰った私が道端で見たものとは! 30年来の蛭子能収ファンとしては見逃すわけにはまいらない、裁判員制度に反対する集会の立て看板でありました。
d0075839_0253272.jpg

[PR]

by kobugimori | 2009-04-11 00:26

Yeo Jin「In Gray」

 あーもう3月も終わり、1年の4分の1がすでに過ぎて4月に突入! 私はこの春、蝶になって羽ばたきたいのよ! 毎年そう思ってますけど!

 と、いうわけで、今日は春の日差しを浴びて舞う蝶のごとき歌声の持ち主、Yeo Jin(ヨジン)の「In Gray」でございます。

d0075839_22154776.jpg

 普段はもうちょっとこうナマナマしいといいますか、毒のある感じのヤツが私は好みなんですが、この季節、まったりとお酒を飲むときのBGMなどにはいいもんですよねこういうのも!
 柔らかくて深みのあるこの人の声は、まさにヨジンをもって代えがたし。曲のアレンジやバンドの演奏も、この声を活かすためだけにしっかり踏ん張っている感じで安定感があります。このCDのレーベルであるAUDIO GUYの録音力もすばらしい! ちょっと贅沢な気分で飲めるんじゃね? 酒が。

>>Will Be My Days
>>Sad Sunday
>>미치도록 빠져드는 너에게
>>두 개의 문
>>Song For You
[PR]

by kobugimori | 2009-04-01 22:17

C2K Trio「Unbalanced Beauty」

 ここんとこポンチャックっていうか演歌っぽいのが続いたので気分を変えて今日はKorean JAZZだ、C2K Trioの「Unbalanced Beauty」、別に新譜じゃないんですけど春だから!

d0075839_14254156.jpg

 ジャケ写をよく見るとわかるように、Korean JAZZつってもトリオの中でKoreanな名前はChang Hyun Kim(キムチャンヒョン)しかいなくてあとはChris VargaとKenji Omaeでこの2人はあきらかに非韓国人なんすよね。
 調べてみるとChris Vargaはアメリカ人のドラマーでシンガポールや香港での演奏活動ののち韓国に来て現在は同徳女子大学と秋溪芸術大学でドラム/アンサンブルの講師。Kenji Omaeは日本人かと思いきや日系カナダ人のサックス奏者で、トロントやニューヨークでの演奏活動ののち韓国に来て現在はソウルのジャズクラブでの演奏活動のほか、百済芸術大学というところで教授もやっているそうです。
 なぜ韓国に流れ着いたのかはナゾですけどこの無国籍っぽさは、いわば「テイトウワ」みたいなもんですかね? 違います?

 まあともかく3人とも韓国で活動しているんだからKorean JAZZには違いない。
 Koreanだろうがなんだろうがこういうシンプルな編成のジャズは私のとても好むところで、このてのヤツって聴けば聴くほど味わいが増すんですよねー。最初はなんだかドラムとベースが合ってないみたいでリズムがベターっと重たく感じたんですが、何度か聴くうちになぜか気にならなくなりました、まさに「Unbalanced Beauty」ですな。
 私はジャズのジャンル分けがすごく苦手だから、こういうのをビバップというのかモーダルというのかそれとも別の言い方があるのか、詳しい方に教えを請いたいんですけど、そんなこたあまあどうでも良いんで、とにかく聴いてみてくださいなるべく大音量で!

>>Pure
>>Self-Hypnotism
>>Unbalanced Beauty

 Korean JAZZっていうと、ロッテホテルのラウンジとかに流れてそうなキザっぽくてユルくてフニャフニャなスムースジャズっていうんですかね? そういうのをイメージする人も多いと思いますけど、このC2K Trioみたいにクールだったりフリーで喧しっぽかったりして歯ごたえのあるものも多く、興味深いです。売ってるところが少なくてなかなか買えないのがきびしいところですね。

 ところで、こうして私みたいに勝手に試聴用のデータを作ってアップするのは著作権的に議論があってそのへん私もイラストやデザイン関係の仕事だしよーくわかってはいるんですけれども、絵でも音楽でも文章でいくら書いたって何も伝わらないじゃないですか、しかもこんな便利なメディアでそれができなければそもそも紹介する意味がないじゃないですかあ!
 だから私はこれからも載せたいヤツはどんどん載せていきたいと思います。
 百文は一聴に如かず! です。

>>C2K Trio(レコード会社のサイト、韓国語)
>>Chang Hyun Kim(MySpace)
>>Kenji Omae(MySpace)
>>Chris Varga(MySpace)
[PR]

by kobugimori | 2009-03-18 14:29

ロック無韓流~ディープ“Rockin”コリア

 私は昨日、阿佐ヶ谷ロフトAで行なわれた「幻の名盤解放同盟プレゼンツ ロック無韓流~ディープ“Rockin”コリア」というイベントに行った。

 第1部:大韓GSをBGMに同盟の皆さん+韓国で活躍中のミュージシャン長谷川陽平さんのグダグダなおしゃべり、第2部:大韓ロックの父シン ジュンヒョン先生の幻の主演映画「ミイン(美人)」上映、第3部:動くポンチャック〜最新ポンチャックDVD鑑賞、みたいな構成だった。

 第1部は、おしゃべりが音楽にまぎれて聞き取りにくかったが、同盟のみなさんと長谷川さんの膨大なコレクションの中から選りすぐられた大韓ロックはやっぱりすばらしい。気分が良くなって、最初から気が抜けていてクソまずいロフトの生ビールを結局3杯も頼んだ。
 それにしても、この時代の大韓ロックに特有の、ヘビーでダーティーなブリブリブーブーいうギターの音はどうやって出していたんだろう? 韓国製のMarshallとかだろうか?

 第2部の「ミイン」は、存在は知ってはいても見るのはもちろんはじめてで、とても興味深く見た。ケーブルテレビかなんかで放映されたものを録画したようだが、こんな映画をやるチャンネルがあるのはうらやましいかぎりだ。
 内容は、ゆるく冗長な展開、救いようのないエンディングという、この時代の韓国映画に典型的なスタイル、でもサイケな映像と音楽は期待以上だった。ノイズがうるさかったのがちょっと残念。
 映画作りの文法の時代的なセンスのズレから、客席からはときどき爆笑がおこったが、シン ジュンヒョンの演奏を笑う人はいない。

 * * *

 この人が97年に、コプチャンチョンゴル(日本人による韓国ロック専門バンド)の佐藤行衛さんの招きで来日した際には、いっしょに屋形船に乗ってお酒を飲んだのが私の自慢だ。
 外見はまったく普通のおっさんで、たとえば布袋寅泰が前から歩いてきたら誰もがおおっと思うだろうが、背が小さく服も顔も地味いーなこの人とすれ違って大韓ロックのドンだと思う人はいないだろう。
 2000年代に入り、齢70を前にしてだいぶ痴呆が進んだようで、2002年だったか? 2枚組のCD「BODY & FEEL」を聴いたときには失望して力が抜けた。
 ところがその後しばらくして、韓国KBSの「開かれた音楽会」、私はこの番組の「音楽ってすばらしい!」みたいな全体主義的なノリが大嫌いなんだが、たまたま見たらシンジュンヒョンが出ていた。その時の先生の演奏! 一発のチョーキングで予定調和的な雰囲気をぶち壊し、会場を埋めた善良なウリナラ国民をドン引きさせた(?)ギターの音色は、世界の誰よりロックだった。
 今後ともがんばっていただきたいです。

 * * *

 というわけでイベントの話にもどりますけど、第3部の動くポンチャックは、はじまった途端にいたたまれない気持ちになって会場を出てしまった。
 こういうイベントのときには終わってからも朝までウダウダしていた昔とちがって、電車の時間が気になった、というのもあるのだが、四半世紀にわたり日韓友好のため尽力してこられた(笑)同盟の皆さんに較べて私は、韓国愛/ポンチャック愛では人後に落ちないと自負しながらこれまで何を出し惜しみしているのか? と自己嫌悪みたいな気持ちになってしまったからだ。
 同盟の皆さんや長谷川さんや森江さんにも最後に挨拶して帰ろうと思っていたのに、失礼しました。
 昔から細かった根本さんの体が、ますます細く小さくなったようで心配になった。お体に気をつけて、ますますのご活躍を期待します。

>>根本敬公式ホームページ「因果鉄道の旅とマンガ」

 * * *

 イベントに来れなかったみなさんのために、YouTubeで見つくろったのを貼っときます。



なぜかモノクロだけどミインの1シーン



長谷川さんが参加する뜨거운 감자(トゥゴウンカムジャ=熱いじゃがいも)



ポンチャックDVDで踊るうちの子 (^o^)

 * * *

 それにしても今月は濃いイベントが多い、東京国際映画祭のキム ギヨン特集とか。アン ソヨン主演の「自由処女」、むかーしビデオで見たときには言葉がよくわからなかったので、字幕付きでリベンジしたい。「虫女」など、ほかのも見たい。
 10月18日には代々木野外音楽堂で「にじ屋」関係のメンバーによるスーパー猛毒チンドン(ダウン症などの障害のある人たちが白塗りメイクでシャウトし続ける天然系ハイテンション大所帯ちんどんバンド)の公演がある。
 11月1日には豊島公会堂で白玉仙&阿部まりあのチャリティーコンサートがある。これも楽しみ。

>>東京国際映画祭「アジアの風」部門
>>自由処女
>>にじ屋(忙しいのだろうが早く更新してほしいもんだ)
>>にじ屋発行のパンフより、スーパーチンドンの告知
>>阿部まりあブログ

 * * *

追記:
 何週間か前、何かのCMで緒形拳を見て痩せたねー年とったねーと家人と話したらそのあとすぐ亡くなったので、このイベントで根本さんを見たときもマジで心配になったわけだが、根本さんのサイトで古い日記をナニゲに読み返していたら
「久々に会う人間に必ず痩せたねとか、大丈夫と声をかけられるのである。もうかれこれ30年以上ずっとね。」
という記述があった。
 あ、そうなんすか、よかったよかった…。
[PR]

by kobugimori | 2008-10-11 14:53

Jack Lee「Asian * ergy」

 韓国のパットメセニー、Jack Lee。この人のことはずっと気になっていたんだけれども、韓国のパットメセニーならアメリカのパットメセニーの方がいいに決まってるしー、みたいなミもフタもない理由で積極的に探す気になれずにいたのを、よく行くCD屋の中古盤セールで見つけて買った。中古といっても、未開封新品でした。
d0075839_13315878.jpg
↑ Jack Lee「Asian * ergy」

 聴いてみると、おっこりゃ確かにパットメセニーだ、という気もするが言い替えれば、それだけスケールがでかいということでもあるし、爽快感や疾走感も本家に迫る感じで悪くない。本家よりハードなトーンの曲もあったりして、期待以上でした。

>>Asian * Ergy
>>The Reason

 このアルバムは実は2006年に出た日本でのデビューアルバムで、2007年はAsianergy: 2というアルバムが出ている。最近も、Annekeiという女性ボーカリストと共作したアルバムが出た。
 さすが韓国人、精力があります。



 このブログにもYouTubeが貼れるようになってうれしい。

>>Jack Leeオフィシャルサイト
[PR]

by kobugimori | 2008-09-14 13:38