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清渓川-5 買い物

 今回はガラクタ市場での買い物について。
 清渓川八街のあたりのガラクタ市場では、骨董品から再生家電までさまざまなものが売っています、最近はやりの、数ヶ月〜1年くらいまでの短期語学留学をされる方などは、この市場で中古のテレビや冷蔵庫を購入するのもよいかと思います。
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↑ 清渓川はこういう貧乏臭い路地が一番! 疲れたらタバンで一服

 私がこのへんに来たときにいつも買うのは、ポンチャク系のCDです、この市場が韓国で一番安いし品数も豊富です、しかしながらポンチャクについては語りたいことが多すぎるのでまた今度。
 以前はHビデオなども買っていましたが、最近歳のせいか興味がなくなりました、って言うか、うちにはもうビデオデッキがありません。
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 ↑ 上の写真は、ある店の店先を盗撮(?)したものです、下の写真に「ズゼテハヌ」という文字が見えますが、これはつまり日本製を仮装しているワケです、韓国人は日本製品が大好きですから。こういうのも昔はおもしろがって買ったんですよ「ぶぬろらもぽ」とか、でもくだらないので今は買いません、どちらかというとその下の「누나 그만 미치겠어」

姉さんやめて、おかしくなりそう

ていうヤツのほうが気になりますな、やっぱり買っとくべきでしたかねDVDだし。
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 ↑ 上の写真のように、骨董品屋もあります、骨董なんだかガラクタなんだかわかりません、欲しいものを言うと、奥から出して来てくれたりもしますが、私が見た限りはそんなにたいしたものはありません、しかも全般的に商品としての手入れが悪く、値切り交渉を前提に最初は高いことを言われますので、韓国商人と渡り合うだけの度胸と韓国語力のある人以外はあまり深入りしないほうがいいと思います、店頭に並ぶガラクタみたいなヤツならどうせ安いので記念に買って帰るのもいいでしょうが。
 骨董品なら、ガイドブックにある通り長安洞とか仁寺洞が無難だと、知り合いの朝鮮時代の酒器コレクターも申しておりました。

 そもそも、韓国人はモノに思いを込めないから、骨董品でもなんでも扱いが雑です一般的に。日本人みたいに、自分の大切にしているモノに、目をつむって頬ずりしたり匂いをかいだりして一人悦に入る、ということがないんですよね、私の友達に在韓14年の韓国バカがいるんですが、そいつも

「韓国にはフェチがいない」

と言っておりました、性犯罪は多いが下着泥棒はいないそうです。

 ヨン様が出てくる警備会社のCMに、ヨン様がクラシックカメラの手入れをするシーンがありますが、これはあくまでもCMとしての演出で、実際にはこういう趣味の人って、経済的に恵まれて教養も高い一部の階層の人に限られますね。日本では、貧乏人がライカを買えないのは同じだけれども、若くてお金がなくてもそれなりに思い入れのあるカメラを大切にする人が多いように思います。ここでカメラを挙げたのは一つのたとえにすぎませんが。

 また、韓国は儒教的な道徳観が浸透しているので、親や先祖を大切にするのは日本以上で、一族の系譜を記した「族譜」なんかは大抵どの家でも大切にされている反面、「親の形見」だとか「代々伝わる家宝」だとかの話は不思議に聞いたことがないですね。
 私の家では昔、念仏や仏様の絵の掛け軸を仏間に飾り、その前に位牌を並べる、というのがお盆の行事で、その掛け軸は何十年か何百年か知らないけど毎年出し入れしてるからもうボロボロ、破れたところはセロテープで補修してあるような代物だったけれども、我が家にとっては大事なものではありました。祖父が亡くなってから、掛け軸の掛け方もわからないし、狭いところに引っ越したこともあって、その行事も廃れてしまいましたが、それらの掛け軸は処分することもできずに結局私が受け継いでいます。
 ところが韓国では、先祖を祀る祭祀(チェサ)で使う屏風とか食器とか、代々受け継ぐわけじゃなくて、

古くなったら買い替える

らしいんですよ。とにかく執着しないんですよ「モノ」に。
 韓国は歴史が古い割に焼き物など昔の道具が残っていなくて、そのことはよく、秀吉の朝鮮侵略とか日帝の収奪とか日本人のせいにされることが多いんだけれども、私としてはそれよりむしろ「モノ」に執着しない韓国人の国民性によるところが大きいと思いますよ。

 「モノ」どころか、家や土地、さらには国にさえ執着がなくて、引っ越しも頻繁にするし、ナショナリズムが強い割に海外への出稼ぎや移民も多い。韓国ブームにのって、東京の韓国料理店などでは日本語もろくにできないおばさんたちがたくさん働いていますが、日本人に置き換えるとちょっと考えられませんよね、フツーのおじさんやおばさんが外国に出稼ぎに行くなんて。最近、誰かがアメリカやオーストラリアに移民したなんていう話も、少なくとも私のまわりでは聞いたことがありません。日本人とは大きく違う、こうした一種の「身軽さ」も、目に見える「モノ」に執着しない国民性が理由ではないでしょうか? 移民や出稼ぎの多さが、外貨の不足していた時代の名残り、とばかりは言えないと思います。

 韓国人が執着するのは、ひとつひとつの「モノ」ではなくて、目には見えず手で触れることもできない、もっと大きな体系的な価値観とか、流れとか、歴史とかではないでしょうかね? 「族譜」のような一族への帰属とか、民族とか国家とか。
 韓国人がよく口にする「自尊心」という言葉も、自分個人ではなく、自分の帰属する民族や国家に対して使われることが多いような気がします。
 だから、日帝支配のトラウマが、長い時間を経て克服されるどころかますます肥大化するんですな。そして、たとえば「表現の自由」にあれほどこだわる韓国マスコミが、日本の歴史教科書の文言一つに烈火の如くに怒ったあげくに何の疑念も持たずに修正を求めたり、日本と韓国とで戦争をしたわけでもないのに靖国神社のA級戦犯にこだわったりと、日本に対して権威主義的な態度をとりがちなのではないでしょうか?
 まーこのへん私もよくはわかりませんけど。
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by kobugimori | 2006-08-17 16:03

清渓川-4 東廟

 ガラクタ市場のあたりから清渓川をわたり、鐘路方面に入って行くと左方向に小学校、右方向に東廟(ドンミョ)という廟があります、私は誰かのお墓だと思っていましたが、今回ネットで調べたら三国志の関羽を祀ってあるそうですな。
 廟のまわりは公園になっていて、以前は、婆さんがおしゃべりしたりおっさんがコインを投げて遊んだり、ゆるーい雰囲気でよかったのに、現在はこんなことになってました ↓
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 清渓川の再開発事業によって、清渓川に沿って歩道から車道まで占拠していた露天商の一部が、このへんにまで広がってきたものと思われます。表通りがオシャレに変わって、裏通りは以前に増して貧乏臭くなりました。
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 ↑ よそんちの塀にも地面にも、あたり一面に大量の古着、それを漁る人も真剣。
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 ↑ チェホンマンの親戚?
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 ↑ 中古の履物、売り物です!

 この近くに地下鉄5号線の「東廟」という駅がありますが、プレモダンな駅周辺の雰囲気とモダンな駅構内の雰囲気との差が激しすぎて目眩がしそうです。
 ここから地下鉄に乗ろうかと思いましたが、近くに高台があって見晴らしがよさそうなので登ってみることにしました。

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 ↑ 頭上には激しくこんがらがった電線が、さすがIT大国。
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 ↑ 高台を上まで登ったら公園になっていました、思ったとおり眺望がすばらしかったです。
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 ↑ 公園のベンチで一人休むハルモニ、激動の現代史を思うとき、この年代の韓国人には無条件で頭の下がる思いがしますな。
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by kobugimori | 2006-08-08 14:32

清渓川-3 雑居ビル

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 31アパートの向かいに、開発に取り残された古い雑居ビルを見つけました。以前は、このあたり一帯がボロい建物ばかりだったから目立たなかったけれども、今は、私を呼ぶ声がはっきりと聞こえます。
 と、いうワケで中に入ってみました。下の方の階は店舗や縫製工場に、上の方の階は住居になっています。
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 屋上に出ると、急に明るくなってまぶしかった。
 北側(清渓川と反対側)を望むと、ところどころにくたびれた韓屋(韓国式の住居)がならんでいるのが見える。

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 もう一度建物に入って、来たときとは別の階段を降りる。

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 器を下げに来たおばさんと一緒に出ます、このおばさん、大きなお盆を頭に乗せたまま階段をスタスタ降りて行く、後ろから見てその動作の普通さが、とても不思議だった。
 このビルが、また来る日まで残っていますように。

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 屋上から見えた韓屋の並ぶ路地に入ってみた。静かで怖かった。
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by kobugimori | 2006-07-28 15:30

清渓川-2 31アパート

 清渓川の川辺を歩くのは確かに気持ちよいがせっかくソウルに来たのにそれだけじゃもったいない、この川のまわりには世運商街(セウンサンガ)とか中央市場(チュンアンシジャン)とか、昔ながらの味わい深い市場が多くあります、中でも私が好きなのは東大門を超えてずーっと行って右側、清渓川八街、黄鶴洞(ファンハクトン)のあたりのガラクタ市場ね、ジャンキーな雰囲気が昔から大好きで、今回の清渓川復元・再開発事業でどうなるのかと心配しましたが、だいぶスッキリしたとはいえ残ってくれてうれしいです。

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↑ 黄鶴洞31アパートの現在の姿、3階から上がなーい!

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↑ 2年前(2004年5月)はこうでした、清渓川復元工事で高架道路が撤去されたおかげで、31アパートの勇姿がこの時だけは一望できた

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↑ この時撮った写真を組み合わせて作った作品

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↑ 現在の様子、スッキリとはしたが貧乏人の住むところがなくなり、すぐとなり(左上に少しだけ鉄骨の見えてるところ)に清渓川ヒルズとでも言うか、ロッテキャッスル建設中

 老朽化・スラム化したアパートを、全部作り直すには金がかかるし住民の反対も強い、そこで3階から上の住居部分だけを撤去して1・2階の商店部分は残すことにすれば、反対運動は分断されるし老朽化による倒壊の危険も少なくなってなおかつ金もかからない、といういかにも韓国的な合理主義。その結果がどうなったかは別の機会に紹介します。
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by kobugimori | 2006-07-26 19:22

清渓川-1 出発

 日本でも話題になった清渓川(チョンゲチョン)復元事業、ただし60年代の、道路が出来る前の清渓川はスラムに囲まれてものすごく不衛生だったそうだから、「復元」とは言えないのかもしれないがとにかくキレイになりました、ソウルの真ん中とは思えません、実より멋(素敵さ)を重んじる最近の韓国らしい公共事業ですな。これにならって東京でも「日本橋の復元を」という声がありますが、腰の重い日本では30年かかっても無理でしょうな。

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↑ 清渓川散策は鐘路1街、東亜日報社の下から

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↑ 東大門方面に出発

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↑ 清渓川が暗渠にされて以来、何十年も暗闇に閉じ込められていた朝鮮時代の神様、橋桁に施された浮き彫り

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↑ かわいい鴨ちゃんアンニョン!

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 見回りのクルマもオシャレ ↑


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↑ 東大門を過ぎたあたりまで来ました
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by kobugimori | 2006-07-25 22:09