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反日のタネ

 ポンチャク関係ではまだ書きたいことがたくさんあるので、これからも少しずつ書いていこうと思いますけど、今日は新聞に気になった記事があったのでそのことについて。
 それは、消費者金融の三和ファイナンスが、違法な取り立てを行なっていたことにより金融庁から業務停止命令を受けた、というものです。
 この会社は、イメージキャラクターが豆みたいな変なヤツで、それを韓国の地下鉄で見かけたとき、サラ金も韓国に進出したのかと思ってなんだかまた反日のタネが増えそうなユーウツな気分になりました。それ以来この会社が気になっていたのです。
 消費者金融による貸し出し金利の上限は、韓国の場合なんと66パーセントにもなるのだそうです。日本では、いわゆるグレーゾーンの上限でも29.2パーセントですから、会社ぐるみで違法行為を奨励するような業者が、韓国の庶民からは日本の2倍以上もの利息をむしり取っているわけです。
 サラ金の他にもう一つ気になるのが、「海物語」というパチンコだかパチスロだかで、これも「바다이야기」として韓国に上陸、いろいろな意味で話題になっています。
 ギャンブルも借金も、韓国人ははまりやすいので、将来が心配です。
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 それにしても、ショコタンとか安めぐみとか、韓国では김하늘(キムハヌル)なんかも、かわいいんだからサラ金のコマーシャルに出るのはやめてほしいんだよなあ。
 ついでにもう一つ。テレビをつければサラ金の宣伝、それと関連があるかは知らないけど年間の自殺者が3万人以上、そして無分別に重ねた国の借金が700兆円。この国が「美しい国」になるには、生活保護世帯が世田谷に豪邸を建てるより難しい。そんな虚しい妄想にふけるより、現実をありのままに見て、少しずつでも足元を固めていこうとする地味な作業と謙虚な姿勢こそ「美しい」と私は思うし、サウイフモノニワタシハナリタイ、と、個人的には思います。
 でも金は欲しいな…。
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by kobugimori | 2007-04-06 01:45

美しい国の醜い屁理屈

 私は、まるで3歳児のようだったコイズミ前総理をまったく評価しないけれども、現総理の安倍晋三も、ウナギのようにヌルヌルとして掴み所がなく、理屈っぽくて優柔不断で、具体的に何をどうしたいのかさっぱりわからないところがイヤですな。コイズミは3歳児だから言いたいこと・やりたいことが単純で分かりやすかったけど。
 それで最近、またぞろ出ました従軍慰安婦問題。これに対して、政府としては河野談話を継承するとか言いながら、広義の強制性はあったが狭義の強制性はなかったとかなんとかわけの分かんないことを言い出して、そもそも何のために何を議論しているのか、それすら私なんぞには理解できない。結局、ウリナラの能天気な反日バカを調子づかせてせっかく改善しかけた日韓関係をコイズミ時代にまで戻しちゃったのと、アメリカの議会で従軍慰安婦問題に関して対日決議案を提出した議員の心証を悪くしただけじゃん! とか思います。
 保守派が好む「国益」という言葉は好きではないけれども、身内にしか通じない理屈をいくらこねたところで「国益」を損ねるだけだし、相次ぐ閣僚の失言やら経費のちょろまかしやらに対しても、身内をかばう理屈が身内にしか通じないものだから、国民の心が離れて支持率が下がるのは当然でしょう。
 総理になる前は、北朝鮮に対する強硬姿勢などからタカ派で頼もしいイメージがあった安倍晋三も、実はユルくたるんだその顔そのままの世間知らずな坊ちゃんに過ぎないということが就任から半年あまりの観察でわかりました私。
 周囲の閣僚も、ナントカ大臣の松岡利勝や伊吹文明や久間章生、笑顔が歪む麻生太郎など、どいつもこいつも顔つきが醜悪なヤツばっかり。このメンバーで「美しい国」なんて現実離れした妄想でしかない。だだっ子のコイズミは、まわりの大人を引っ掻き回してやりたいことをやってとっととやめたわけですが、この坊ちゃんとその取り巻きには、妄想を現実にするだけの決断力も実行力も足りなさそうだから、改憲なんかもあきらめて早くやめてほしいです。じゃあ次は誰がやったらいいんだ、と言われると困りますけど…。
 韓国人は愛国心が強いはずなのに家族単位で外国に移民に出る人が多くて、それが長い間不思議で仕方なかったのですが、日本の未来や自分の老後や子供の将来に強い不安を覚える昨今、その気持ちが少しわかるような気がしてきました。
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by kobugimori | 2007-03-08 23:57

この顔にピンと来たら…

 先週またソウルに行って来たのですが、そのときのことは、写真と文を整理しながらこれから少しずつ上げることにします。

 今日はとりあえず、最近気になってるこの人、蓮池さん夫妻拉致事件で、逮捕状が出た2人のうちの一人、キムナムジン容疑者。新聞等の報道で目にした人も多いでしょう。
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 最初に目にしたときは、不謹慎ながら思わず吹いちゃった。いま気がついたけど、ハゲなのに詰め襟みたいな服着てんのがまたおかしい。

 ところで、この絵から、警察庁の差別的な朝鮮人観が垣間見えるように感じるのは私だけでしょうか?
 なんつーか、関係者の話だけを聞いて、何もないところから描いた顔ではなくて、日本人が「ハゲのチョーセン人」と聞いて思い浮かべる最大公約数的な像が反映されているような気がするんですけど…、
 考え過ぎ?
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by kobugimori | 2007-02-25 02:18

韓国化する日本

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 消費期限切れの材料を使って信用を落とした不二家の事件、ガス管からガスが漏れて3人が亡くなった北海道の事件、防火体制の不備で10代の若者3人が犠牲になったカラオケ店の火事、虚構に過ぎなかった健康情報番組。
 こういう、結果の重大さに比べて原因がしょーもない事件・事故や、望ましい結果を手っ取り早く得るためにデータや資料をでっち上げたりというのは、少し前まで韓国の専売特許だと思っていましたが、いまや日本でこそこういう「韓国的」な事件・事故が頻発しているように感じます。

 日本は韓国化しているんですな。

 思うに、小泉内閣時代に「日本の韓国化」に拍車がかかりました。
 たとえば、規制の撤廃による民間開放路線。手続き(過程)重視の「官」に対して「民」はなにより結果を重視しますから、どうしても過程がズサンになりがちで、これなんかまさに、過程をすっ飛ばかして結果のみを求める韓国人の国民性に合致します。
 また、改革か後退か、自国の戦没者を悼むのか中韓に屈服するのか、など、議論を二元化して感情的な対立を煽る政治手法も韓国の政治家や市民運動・労働運動によくあるパターンです。
 小泉内閣のあとに続く安倍内閣の「美しい国」という情緒的なスローガンも、開かれたウリ(私たち)党・ハンナラ(立派な国)党といった、やさしく見えて実はさっぱり意味がわかんない韓国の政党名を彷彿とさせます。
 このまま情緒に流され右傾化が止まらない日本では近い将来、憲法が改正されて自衛隊は日本軍となるでしょう。世界各地で民族主義が高まり、紛争が頻発、金正日政権も崩壊して朝鮮半島は大混乱。そんな中、少子高齢化の日本では、国防のために徴兵制は必須となります。私のところは女の子だからいいですが、いま赤ちゃんの男の子は大人になって兵隊にとられることになりそうですね、韓国みたいに。そして、そういう子が砂漠の国とかに派兵されて犠牲になったら、護国の御霊として靖国神社に祀られることになるのでしょうか?

 私は韓国が好きで、機会があればまた住んでもいいとは思っているものの、韓国人にはなりたくないんです、疲れるから。だから日本が韓国っぽくなるのもイヤです。
 若者が減り老人が増えるこれからの日本は、自意識も上昇志向も捨て、地味に静かに暮らしを熟成させていける国になれば良いと思うのですが、最近のテレビなんかを見ているとそれとは反対に、自己愛が強く声のデカいヤツばかりがのさばる国になりそうな気がして憂鬱です。

 ところで、実は私は最近仕事が暇でしかたがありません。来月はしばらく奥さんの実家で過ごしつつ、一人でまたちょっと韓国に行って来ようかと思います。こういう機会だから長く行きたいけどお小遣いがないのでちょっとしかいれそうもないのが残念です。
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by kobugimori | 2007-01-24 23:25

岩井志麻子「タルドンネ」

 もう5〜6年前だと思うけど、岩井志麻子の「ぼっけえ、きょうてえ」(岡山弁で「すごく恐い」だそうです)という小説が、怪奇小説大賞だったか、そんなような賞を取って話題になっていたので、私も読んだことがあります。
 遊女が客に、自分の凄まじい生い立ちを一人称の岡山弁で寝物語に語って聞かせるというスタイルで、行間から立ちのぼるオーラが非常に日本的に妖しくて恐ろしくて、深い感銘を受けました。
 作者の岩井志麻子は、その後何冊も本を出したのは知ってはいましたが、「ぼっけえ、きょうてえ」の印象が強すぎて、かえって他の本を読む気にはなれませんでした。何を読んでも、「ぼっけえ、きょうてえ」の独特の世界から受けた感銘には及ばないだろうと思うと、読む前に興ざめしてしまうからです。
 ところがその岩井志麻子が最近「タルドンネ」(韓国語で月の町=貧民窟)という小説を出しました。それを知ったとき、内容は知らずともあの岩井志麻子と韓国の組み合わせなら読まないわけにはいくまいと購入を即決、ただし読むのは年末の慌ただしい雰囲気を避け、お正月のゆったりした気分の中で浸ろうと思い、その通りにしました。
 内容は、2〜3年前に実際にソウルで起こった、出張マッサージ嬢連続殺人事件をモデルにしたもので、犯人と刑事、そしてこの事件に興味を持つ好色な日本人の女流小説家の愛人であるホテルマンの3者が、ともにタルドンネ出身であるという設定です。
 小説なので、どこまでが本当の話でどこからが創作なのかははっきりしませんが、殺人の場面と、死体を解体する場面がナマナマしく露骨でゲロゲロでした。読んでもらえばわかりますが、辛ラミョンとプデチゲはしばらく食べる気がなくなりました。この気持ちの悪さ、正月に読んだのははっきり失敗だったといえます。
 だからそういうのが苦手な人には勧めませんが、新村の場末な方面と黄鶴洞ガラクタ市場という私の大好きな場所が主な舞台として出てくるので、血まみれ内蔵デロデロ系スプラッターが好きで、酔っぱらいのゲロ吐きを目撃した直後でもラーメン喰うのが平気だったりする人は、ぜひ読んでみてください。
 それにしても、言葉もたいしてできないハズなのにこの取材力と創作力、さすが岩井志麻子ですな。調べてみると、これまで思っていた以上に強烈な人のようで、世界各国にセフレがいるらしいし、エロに対する自分の貪欲さなどを露骨に綴ったエッセイなどもあるらしいし、「ぼっけえ、きょうてえ」以外の小説もやっぱりおもしろそうだし、他の本も読みたくなりました。

 ところで、この「タルドンネ」もそうだけど、社会の病巣をえぐって読者の鼻先に突き出すような小説のジャンル、日本にはたとえば松本清張とか横溝正史とかのように昔からあるけれども、韓国にもあるんでしょうか? あったとしても、自己愛の強い韓国人なんかにはちょっと売れそうもないけど、どうなんでしょう? あるなら読んでみたいものです。
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by kobugimori | 2007-01-05 23:09

この連休

 秋も深まり食欲・性欲のいや増す今日この頃、みなさまいかがお過ごしですか?
 韓国では秋夕、日本では中秋の名月であった先週金曜日、関東地方は大雨でお月見どころではありませんでしたな。
 私はその雨の中、以前から行きたいと思いつつ延び延びにしていた、ナムジュンパイク(白南準)の追悼展を、青山のワタリウム美術館に見に行ってまいりました。ソウルの現代美術館で見られる代表作「TV塔」などのように、仰々しく大掛かりな作品の展示はなく、ワタリ財閥の趣味なのか、ワタリウムの空間的な制約か、こぢんまりとした作品ばかりでしたが、どれも味わい深く、かえってパイクの天才を身近に感じてゾクゾクしました。
 思うに、「国際的」というのはこの人のためこそある言葉で、21世紀の世界はまことに惜しい人を亡くしました。こういうスケールの大きな芸術家は、この先もう出ないでしょうな。
 韓国では、この人のための美術館を作る計画が進んでいるようで、いつでも彼の作品を見られる場所ができるのはうれしいのですが、よくある韓国人のウリナラ自慢・ウリ自慢の具にされて、超大陸的な彼と彼の作品の性格がダイナシになってしまわないかと心配です。
http://www.paikstudios.com/

 次の日、土曜日は風が強かったですがよく晴れて、夜になるとお月さまがとても明るかった。中秋の名月の次の日は十六夜(いさよい)というそうで、この夜(1時半ころ)、ベランダにカメラを出して2分間露光したら、昼間のように明るい写真が撮れました。
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 月や星を見てきれいだな、と思えるくらいの心の余裕は、常に持っていたいと私は思います。また、そう思えるくらいに空が広く夜が暗いところ(つまり田舎)に住みたいとつくづく思います、都会に住む人にはうちくらいでもじゅうぶん田舎だろうけど。

 この連休中は特に予定もなく、子供を連れて近所の公園でお弁当を食べたりしてのんびりすごしましたが、連休最後の日である今日、北朝鮮が核実験を強行したというニュースがありました。中国や韓国と仲直りしに行った安倍首相に対する当てつけでしょうか? おかげで、懸案の靖国問題や歴史問題、領土問題などは吹っ飛んじゃいました。その意味で、安倍首相にとっては良いタイミングだったですね。
 それにしても、いくら金正日の独裁が強力だとはいえ、これほどの愚挙に対して北朝鮮の政権内で反対意見がゼロということはないでしょう。「正日ではもうダメだ」と腹を括った人もいるかもしれません。私は、今回の核実験によって、金正日王朝は崩壊への大きな一歩を踏み出したような気がしてなりません。今後厳しくなるであろう経済制裁などの効果もあり、早ければ、もうこの1〜2年で壊れていくのではないでしょうか?
 ウリの願いは統一、夢も願いは統一…という歌がありますが、韓国にとっての統一とはそれほどバラ色のものではなく、私の貧困な想像力を持ってしても「金正日政権の綱紀が緩む→北朝鮮で暴動が散発→軍事境界線緊張→韓国で社会不安増大→市民運動過激化→軍隊出動→流血→韓国も大混乱…」みたいなことにしかならないような気がします。ドイツのように、分断されていた市民がお互いに抱き合って喜ぶような姿は、ごく限定的にしか見られないのではないでしょうか韓国の場合。
 その後、ドイツも苦労したように、北側のズサンなインフラを整備し直しつつ、資本主義社会で生きて行く能力もなければ気力もない、2千万人以上もの旧北朝鮮住民を抱え込んで青息吐息。となれば、やっぱり頼りになるのは隣国日本とその経済力、ということになるのではないでしょうか? そうだとすると、その日に備えて、韓国の方々には日本に対してもう少し謙虚になっていただき、日本としても、日本の存在が朝鮮半島の近代化に貢献するという実績を、今度こそきちんと認識させるべく、今から援助の戦略を練るのが良いのでは? と思います。

 私としたことが、今回はなんだかSAPIOの記事みたいなことになってしまいましたな。
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by kobugimori | 2006-10-10 18:03

格差社会とナショナリズム

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 日本で、90年代の半ばころから急速にナショナリズムが強まった原因については、たとえば冷戦体制が崩壊して社会主義が求心力を失ったとか、9.11テロや北朝鮮による拉致問題が、平和の続いた日本人にも「敵」の存在を意識させて国防意識が高まったとか、いろいろ言われていますけれども、日常生活の中で私が実感したのは、
(1)インターネットの普及
(2)戦争体験者の減少
この2つです。

(1)については、インターネットが普及しはじめたころ、「これからは国境の意味がなくなる」というようなことがさかんに言われていて、確かに自分のパソコンが世界とつながるという意味でその通りではありましたが、現実には、まず言葉の通じる者どうしが集まり、次に世代や考え方の近い者どうしが群れ、結果として、異物が排除される形で民族主義が先鋭化したということがあると思います。

(2)については文字通りで、この世代は人口もどんどん減っていくし、高齢化によって社会に対する発言力が弱まって、民族主義的なものに憧憬を抱くような若者をたしなめる人がいなくなった、ということです。
 これは韓国でも事情は同じで、実際に日本の統治を体験し、日本語で教育を受けた世代は、日本のこと、日本人のことを直接的によく知っているから、無分別な反日ナショナリズムに対しては、実はかなりブレーキになっていたんです。もっとも韓国では「親日派」のレッテルはすなわち身の破滅を意味しますから、表立って日本の味方になる人は少なかったにしろ、日本人にとっては「言葉が通じる」という以上に「話が通じる」ありがたい存在だったわけですね。
 最近、歴史認識や領土問題で摩擦が激しくなるばかりなのは、韓国政府関係者の中から「話が通じる」世代のほぼ全てがいなくなってしまい、伝統的な日韓交渉のチャンネルが閉じられてしまったということも大きいのではないかと思いますよ。

 ところで、なんでいきなりこんなことを書き出したのかというと、基本的にナショナリズムは私の敵で、それに関連して、たとえば今年のワールドカップやベースボールクラシックスのような国際的なスポーツの試合での韓国人の熱狂ね、日本でもまあ盛り上がってはいたけれども、それとはケタが違うわけですよ、しかも北朝鮮のように強制的に動員されたわけでもないのに何十万人も集まってくるわけよ真っ赤な群衆が。
 私はこれが気持ち悪くて、これはなぜなのか? 私が知っている韓国人はもう少しおおらかだったはずなのに、「たかが野球」「たかがサッカー」にこれほど熱くなるのはなぜか? このことを、今回韓国に行って、私の好きな清渓川とかその周辺とかを歩きながら、そして帰ってからもずっと考えていたわけです。

 そこで気づいたことは、まず、韓国は日本よりも階層間の格差が大きい。格差の広がりを韓国では「両極化」という言葉で表しますが、これがまさにその通りで、輝くばかりの高層アパートが林立するソウルで、道端に並べた古着に群がる人もすごく多いんですよ。また、社会の変化が激しいため、世代間の葛藤も深刻である。思想的にも、たとえば北朝鮮に対する態度が支持政党よっては正反対。さらに、韓国に独特の問題として、地域間の対立、というのもあります。
 ようするに、一口に「韓国」「韓国人」と言っても、その中では階層や世代や思想によっていくつもの集団が寄り集まっているわけです。
 ところが、国民間のこうした深刻な対立を一挙に解消し、階層も世代も地域も超えて「ウリナラ」との連帯感に酔いしれる、それが、ワールドカップなど国際的なスポーツでの熱狂なんですな。
 こういう民族主義的な熱狂のもとでは、たとえば貧乏な階層の人たちは、日常生活の中で感じる閉塞感や劣等感、将来への不安から一時的にしろ逃れることができ、金持ち階層は、いつも心の隅で感じる後ろめたさを忘れることができる。外国と戦うわけだから、地域感情も世代間の葛藤も問題にはなりません。韓国人でありさえすれば、誰もが「ウリナラ」の一員であることを実感し感激すると。
 もしかしたら、昭和初期の日本や、ナチス台頭期のドイツもそうだったのかもしれないけれども、各階層間、集団間での葛藤が大きいほど、ナショナリズムは高揚するのではないでしょうか? 国民間の葛藤の大きさこそ、民族主義的な熱狂の原動力となるのではないでしょうか? 
 
 ついでに言えば、韓国の場合、「反日」もそうですね。「反日」には誰も反対しませんから、スポーツと同じく民族の連帯感を感じることができるわけですよ。私は中国のことはよくわからないけど、世代間の葛藤や所得格差は、韓国と同じく深刻なんでしょ? 反日ナショナリズムとは、国民間の葛藤を乗り越えて民族的な連帯感を得るためのイベントである、と考えたら私としてはある程度得心がいくような気がします。

 というわけで本日の結論、韓国社会の観察によって、日本で、また東アジアの各国で近年ナショナリズムが強まりつつある原因をもう1つ見つけることができました。それは、

(3)格差が広がった

これです。貧乏人のひがみや嫉妬がナショナリストを増長させるんです!

 自分で言うのもナンだけど、やっぱり頭いいわオレって…。



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by kobugimori | 2006-09-18 21:31

韓国に熟女ブームは来るか?

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 最近、インターネットで된장녀(テンジャンニョ、味噌女)という言葉を目にすることが多くなりました。
 この言葉を最初に見たときは、味噌のように熟成された女性、つまり

熟女のこと

かと思って、「熟女とオヤジがモテるのはその社会の大衆文化が成熟した証拠である」として自らの熟女嗜好を正当化する私としては、韓国社会も成熟に向かっているのだな、うれしいな僕ちん♪ と早トチリしましたが、意味が全然違ってました。テンジャンニョって、ブランド物のバッグと、スタバのコーヒーカップを持って、先輩にメシをおごらせる鼻持ちならない若い女、みたいな意味らしいです。

 韓国人が得意なレッテル貼りの一種ですね。私が、違和感を感じる韓国社会の風潮の一つです、テンジャン女もコチュジャン男も、すでに興味がなくなりました。

 韓国では、政治家同士の論争などでも、双方が最初にレッテルを貼りあうところから議論が始まることが多いんですよね。結論が先に出ていて、あとは一方通行的に言葉ををぶつけあうだけ、だから議論の内容が一向に深まらないの。知識人の書いた、新聞のコラムやエッセイなどもそうで、最初にまずレッテルを貼って、そこから話が始まるから、そのレッテルに共鳴する人は読んでくれるだろうけれども、そうでない人にはピンと来ない、最後まで読んでも心には何も残らない、というものがけっこうあるんです。もちろん全部そうとは言いません、心に残るエッセイもたくさんありますけど。
 しかし特に、日本に対する政治家の言葉やマスコミの論調などは、日本に味方する勢力が韓国国内には皆無なもんだから、まさにレッテル貼りのオンパレードなんですよね。竹島の領有権の主張が「侵略主義的性向の表れ」で、靖国参拝が「軍国主義の復活」だったりするのは、韓国内では通用しても、日本から見ると、韓国びいきでアンチナショナリストな私の感覚からでさえ程遠いんですよね。理解しよう、話をしようという回路が最初から閉じられているわけですよ。

 もっとも、その極端な例が我らが小泉純ちゃんだったりもするんですけど。ワンフレーズなんちゃらっていうやつね、言葉のボールを一方的にポンポン放り投げるだけ、相手のボールは決して受け取らないの。小泉首相の言葉と、ノムヒョン大統領をはじめとする韓国政治家の反日演説とは、聞いたあとの虚しい気分が共通だったりするんですよ。小泉政権の登場以降、

日本は韓国化している

のではないでしょうか? 内容は乏しくても威勢のいい言葉に人気が集まったりとか、自意識過剰気味に、ウリナラ(日本)ってすばらしい! みたいな若者も増えているような気もするし、重大な結果を招くような、くだらない人災が増えていたりとかもするし。日本の韓国化、私の杞憂であってほしいとは思いますけど。願わくば、次の首相には、日本人らしく(?)滋味に富む言葉を吐いてほしいと強く思います。
 レッテルを貼る、ワンフレーズですます、っていうのは、生理的な感覚として気持ちイイかもしれないけれども、対象に対する理解も、自分の考えも、それ以上には深まりませんから。私も安易に「韓国人はどーたら……」っていうのはやめようと思います。

 ところで、熟女ブーム、これはやっぱり当分来そうもないですね韓国には。キムヘスとかファンシネとか、まあ熟女ではあるけれども生活感がまるでないし、キレイなだけでHっぽさがないからねこの二人。
 韓国人は、単純でわかりやすい、即物的な価値基準が主流だから、日本語のいわゆる「熟女」という言葉の持つナマナマしくイヤらしい意味合い、生活感とともに滲み出るエロス、みたいな概念はなかなか理解できないでしょうな。

 ……と、こういう決めつけもやっぱり安易でしょうかね?
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by kobugimori | 2006-08-26 15:54

カルトな韓国

 私は韓国が好きなので、普段からいろいろ考えてることとかを随時公開することにしました、3日坊主のオレですがこれからよろしくお願いしまーす!
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by kobugimori | 2006-07-24 15:19