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ナンシー関

 仕事がたまって忙しくしているうちに、ブログのネタもたまってしまった。ちょっとこれから何日かはがんばります!

 * * *

 私はイラストを描くのも見るのも好きだが、若いころにいちばん好きだったのは、霜田恵美子というイラストレーターだ。
 霜田恵美子は、昭和30年代の雑誌の挿絵や絵本などを彷彿とさせる、レトロでキッチュな絵を描いていて、ビックリハウスや宝島などを中心に活躍していた。
 タモリの大きな似顔絵が、笑っていいとものセットに使われ、タモリがそれを評して「金日成主席みたいだ」と言ったのもおぼえている。
 しかし彼女は、80年代の半ばにニューヨークに移住して以降、音沙汰がなくなってしまった(気取ったアーティストならともかく、泥臭い感じの霜田恵美子がニューヨークに移住した、というのは意外だった)。

 霜田恵美子なき後のイラスト界に、消しゴム版画という脱力の技法とともに登場したのが、ナンシー関だ。
 原色多用の霜田恵美子に対して、ナンシー関はその技法上ほとんどスミ一色なわけだが、顔だけ大きく描くところと、たいてい一言台詞が入るところがよく似ている。
 その後の活躍については、皆さんもご存じの通り。おこがましくはあるが、私もずいぶんと影響を受けた。

 * * *

 彼女の心臓が突然止まってはや6年、渋谷パルコで回顧展が行われ、私も先日見に行った。
 平日の午前中にもかかわらず会場は混雑していた。なにしろ、彼女の味わい深いイラストと、その原版である消しゴムスタンプが5,000点以上も展示してあるのだ。なかなか人が進まない。どう考えても会場が狭すぎるが、主催者は、これほどまで人が集まるとは考えていなかったのではないか? 会期最後の週末である今日明日など、きっと長く進まない列がいつまでも途切れないだろうと思う。

 しかし、混雑しているぶんゆっくり見られたから、それほど不快ではなかった。
 スタンプの実物は、予想以上に小さく、精緻に彫られていた。
 陰毛の1本1本まで板に彫ったという江戸時代の春画を思い出し、つくづくと日本は版画の国だと思った。そういえば、役者の大首絵で一世を風靡した写楽という絵師もいた。ナンシー関は、現代の浮世絵師だったのだ!

 会場の一角には、彼女の仕事部屋が再現されていた。本棚は、大部分が自身の本だったが、「篆刻辞典」とか「人物の描き方」みたいなマジメな本もあった。私も持っている、別冊宝島「変態さんが行く!」を見つけたときには、巨匠が身近に感じられてうれしかった。

 出口の売店で、リリー・フランキーとの対談「小さなスナック」を買った。会場では、絵を見ながら終始ニヤニヤと含み笑いをこらえることができなかったが、帰りの電車でその本を読み、10年後の自分について語り合っているページでは、泣きそうになった。

 * * *

 私は韓国好きではあるが、いわゆる韓流にはほとんど興味がなかった。しかし、ナンシー関が生きていたら何を書くか、誰を描くか、ということはブームの最中いつも思っていた。ウォンビンやファン シネなど、彼女の描いた絵が目に浮かぶようだ。きっと韓国でもウケただろう。
 また、ヤワラちゃんの結婚式など、自分では絶対見ないがナンシー関には見てほしい、というイベントやテレビ番組がいくつかあった。
 今も、浅田真央とかエド・はるみとか、彼女に彫ってもらいたい人は何人もいる。そういえば、水野晴郎のデスマスクもぜひ残してもらいたかった。
 考えれば考えるほど、惜しい人を亡くしたという思いが強まる。

 * * *

 彼女に敬意を表し、版画風の絵を描いてみた。モノクロにしようかと思ったが、晩年はフォトショップで彩色もしていたというから、カラーにした。

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 ナンシーだから、金髪にしました。

>>ボン研究所
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by kobugimori | 2008-06-15 14:58

本日のパスタ

 スーパーに行ったらトマトがおいしそうだったので、今日はまたスパゲティを作ることにした。
 トマトの他、アスパラ・ズッキーニ・シメジ・小粒ホタテなどが安かったので買ってきた。

 半端に残したら結局もったいないことになっちゃうので、買ってきたもの全部使ったら、すげぇメガ盛りになっちゃった…。

 自転車のおかげでせっかく痩せつつあったのに、この1食で台無しだ。
 でも、ズッキーニ・シメジ・ホタテにフレッシュトマトがよくなじんでジューシーでおいしかった。まあ、ヨシとしましょう。

 反省点としては、
・アスパラは細いからいいやと思って下茹でしなかったから、
 スジっぽくなっちゃった
・ホタテが入るからベーコンはいいや、と思ったが、入れた方がよかった

 そしてやっぱり、
・量が多すぎた
ということです。

 明日から忙しいし、もうすぐ奥さんたちも帰ってくるので、一人で作って食べるのは今日が最後かも…。

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 あっそうだ、これを書いてて思い出したけど、最近、料理の番組なんかでよく「具材」という言葉を使うが、私は、この言葉が耳障りでしかたがない。いつ、誰が言い出したんだろう? こんな言葉は最近までなかったはずだ。
ぐざい
という響きが、食べ物を表す言葉として、まことにふさわしくない。食べ物の話の最中にこの音を聴くと、そのたびにゲンナリして食欲がなくなります。


 …私だけですかね?
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by kobugimori | 2008-06-03 23:26

コービ犬

 こんにちは! ぼくたちコービ犬! コービが大好き!

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     (C) コブギモリ

 もともとぼくたち戌年の年賀状だったんだ! かわいくて本人も気に入ってたし友だちにも評判が良かったんだけど、カタブツのおばさんから
「目上にこんなもの出すなんて、社会人として失格よ!」
ってギンギンに叱られちゃったの!
 でもかわいいから、このブログのキャラクターとして復活したよ!
 ライバルはひこにゃんとリラックマ!

 これからもよろしくね!
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by kobugimori | 2008-05-26 14:22

タイトル変更

 亀というあだ名の私の日記、という意味で「亀日乗」としてはじめたこのブログ。
 内容の濃さにはある程度自信があったものの、アクセスが伸びないため、韓国がらみの話題を中心にしようと「かんこくだもの」とタイトルを変えた。
 最近ではこのタイトルで検索してくれる人も多いから、ある程度は認知されたようだ。

 しかし私も、そう年中韓国のことばかりを考えているわけではない。韓国がらみで書きたいことはまだまだ多いのだが、無責任にダーっとたくさん書きまくるようなものにはしたくない、というか私の性格上そうできないから、書くとなるとそれなりに時間と労力が必要だ。ところが最近は仕事が手にあまって時間的にも精神的にも余裕がない。

 また、音楽や自転車などの韓国以外の話題や、ごく個人的なことも書いておきたい、という気持ちも強まって、優柔不断な私は、またまたタイトルを変えることにした。
 何を書いても良いように、今度のタイトルにはまったく意味を持たせないことにした。

 今後ともよろしくお願いいたします。
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by kobugimori | 2008-05-26 14:15

今日のオカズ

 今日の晩ご飯は、カマスの干物・冷や奴・小松菜のみそ汁、という民宿の朝食みたいになってしまった。
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 カマスの干物は身が蛋白で香ばしくて大好き。2尾パックを、ビールとご飯とで1尾ずつ食べちゃった。自転車に乗るようになってせっかく少し痩せたのに、一人でご飯を食べると一人前の量が増えて太りそうだ。

 みそ汁は、熱くした鍋に少量のゴマ油をなじませ、小松菜を炒め、熱湯を加えて味噌を溶いてできあがり、という簡単なもの。
 短時間でできるため、小松菜が色鮮やか&パリパリ。ゴマ油のコクで、ダシを入れなくてもおいしい。
 具はなんでも良いが、小松菜のように歯ごたえの良い材料の場合は、あらかじめ根もとを斜めに切って冷水にさしてシャキっとさせる。また、必ず熱湯を加える。水から煮ると煮えすぎてしまう。
 ニンニクの好きな人は、ゴマ油にニンニク少量をいれてもグー。

 豆腐は、「男前豆腐」というメーカーのものだった。「男前」なわりにグズグズで軟弱だったが、箸でつまめないほどではないのでヨシとしましょう。

 どうも最近、パッケージはカッコいいのに中身がフニャフニャ、プリンなみに軟弱な豆腐が流行っているようでなんだかイヤだ。プリンだっておいしいのは固いぞ。
 そこいくと韓国の豆腐は濃くて固くてうまい。あー思い出したら喰いたくなったなー。
 日本でも有名になった純豆腐(スンドゥブ)のように、やわらかくて滑らかな豆腐も韓国にはあるが、ステンのチョッカラでも普通にはさめるような、トゥブキムチの豆腐みたいなヤツを食べたい。

 そうだ、明日はおいしい豆腐とキムチを買って두부김치を食べようっと♪
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by kobugimori | 2008-05-24 22:01

今日のオ・カ・ズ♪

 あさりの和風パスタ。
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 麺をゆでつつ刻んだニンニクと唐辛子をごま油で炒めて香りを出してアサリ&酒投入。口が開いたらゆであがった麺&万能ネギ、醤油少々をからめてもうできた!
 熱いうちに一気食い、ウマー(゜Д゜)

 今日もおいしかったです、ごちそうさま!
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by kobugimori | 2008-05-23 23:50

クラヨエ廃業!

 私が深く敬愛するミュージシャンの倉橋ヨエコが、もうすぐ廃業するそうだ。
 寂しく、悲しいことではあるが、自ら「やめる」というのは、潔くていっそすがすがしい。さすがクラヨエだ。

 毒にも薬にもならない歌ばっかりの日本で、クラヨエの毒は貴重だった(フジロックフェスティバルからオファーがあったとき、「ロックじゃないですよ」とことわったら「ある意味パンクですから」と言われたそうだ。私はこの担当者の慧眼に敬意を表する)。

 ♪ああさようなら…(「夏」のメロディーで)

>>以前の記事「ザ★狂鍵ヒットパレード」
>>
倉橋ヨエコ オフィシャルサイト

 * * *

 以前はYouTubeでPVがたくさん見れたのに、現在ではほとんど削除されてしまった。
 画質も音質も劣悪なYouTubeにPVがあっとして、著作権者にどんな害があるというのだろう? そもそも、宣伝のためにタダで見せるのがPVじゃないのか?
 ビクターが削除させたんだろうか? そうだとしたら、この会社はホントにせこい。
 ほいほい削除するYouTubeもYouTubeだ。

 iPodに対する課金問題でも思うけど、著作権って、いったい誰のためのもので、何から何を守るためのものなのか、あらためて考えたい今日このごろ。
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by kobugimori | 2008-05-14 00:24

iPod課金

 私はCDフェチだから、家でも外でもナマのCD以外は聴かない。
 ナマで、できるだけ鮮度の高い音が聴きたいから、ポータブルプレイヤーの場合はリモコンも使わない。本体にヘッドホン直挿し。

 だもんで、iPodみたいな機器には興味がない。
 一度コップに注いだビールを、わざわざ別のコップに移し替えて飲むようで、聴く気がしない。

 それにしても、

iPodに課金

とはねぇ…。
 こんなのもう3年くらい前に見送られた案件じゃなかったでしたっけ? 亡霊?

 ともかく、こんなものを推進するのは、著作権者の権利を守るフリをしてはいるが、要は他人のフンドシで相撲をとりながら、さらに利権をむさぼろうっつー恥知らずなヤツらだ。
 バカバカしくて力が抜けて、怒りも湧いてこない。

 反対しましょうねアイポッダーの皆さん! というか音楽好きのすべての皆さん!
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by kobugimori | 2008-05-11 05:33

開通!

 家のパソコンが、2週間ほど前からネットにつながらなくなってしまった。

>>ネット中毒
 
 知り合いに問い合わせたりなんかして、いろいろやってみたけれどもダメで、仕事がたまっていたこともあり、その間もっぱらオフラインで過ごした。

 今日は、ひさしぶりで平日に家にいる。
 朝から、あらかじめ調べておいたプロバイダのサポートに電話したんだが一向につながらない。サポートは平日の昼に限られているので、この機会を逃したら次にいつ電話できるかわからない。2時間半ものリダイアル攻撃で、やっとつながった。

 結局、接続設定に、サポートから聞いたIDとパスワードとを入れ直したら、いつのまにか直ってました。
 フレッツやプロバイダのマニュアルがどっかいっちゃって、探す時間もなく、サポートを頼るしかなかったというのが敗因でしたね。

 しかし、ネットにつながっていない。という状態も、気が散らなくていいもんだ。
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by kobugimori | 2008-05-09 14:06

ネット中毒

 うちのパソコンが、突然インターネットにつながらなくなってしまって困った。
 現在、外出先のパソコンからこっそりログインしております。

 困ったと言っても、仕事に使う原稿や資料などはすでに手もとにあるので、実際の作業に当面は困らない。……はずだ。

 困るのは、自分の精神状態だ。ネットとの回線が切れたことによる、イライラと不安は想像以上で、まさに禁断症状だ。自分のネット依存がこれほどだとは思わなかった。

 私はもともとケータイも嫌いで、かなり普及が進んでからも自分は持たなかった。首に、目に見えない縄をつけられて、24時間逃れられなくなるような気がしたからだ。
 それでも、世の中の趨勢に逆らえず持つようになってはや数年、今では、鳴らないとさびしいし、家に置いてきたりすると、帰るまでずっと不安で落ち着かないような体になってしまった。

 余談だが、ケータイを家に置いてきたとき、しかたがないのでコンビニの公衆電話を使ったら、長いあいだ使う人がおらず放置されていたようで、受話器が砂埃でザラザラと汚いのには閉口した。

 ケータイやパソコン、インターネットは便利ではあるが、あくまでも道具である、依存しすぎて「道具に使われる」ようになっては本末転倒だ−−というような信条を持っていた私にしてからが、いつのまにか禁断症状が出るほどに心身を支配されてしまっていたわけだ。
 そこらへんのことを省みるには、良い機会になりました。

 * * * 

 ところで、根拠不明で中身のうすいマニュアル本とか、成功者の自慢話みたいでイヤミなビジネス本とかが書店の大きな一角を占拠する昨今の新書ブームもなんのその、戦前からあまり変わらない表紙、売りたい意欲をあまり感じさせないタイトルがそれなりに味わい深い岩波新書、西垣通「ウェブ社会をどう生きるか」。
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 便利さ、手軽さにからめとられず、主体性を保ち、自律的にウェブ2.0に関わることの大切さを、わかりやすく説く良書であります。

 しょーもないビジネス本10冊より、こういうの1冊だ。と、つくづく思う今日この頃。

>>岩波新書編集部

>> 西垣通 研究室
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by kobugimori | 2008-04-21 14:54