ここんとこポンチャックっていうか演歌っぽいのが続いたので気分を変えて今日はKorean JAZZだ、C2K Trioの「Unbalanced Beauty」、別に新譜じゃないんですけど春だから!
ジャケ写をよく見るとわかるように、Korean JAZZつってもトリオの中でKoreanな名前はChang Hyun Kim(キムチャンヒョン)しかいなくてあとはChris VargaとKenji Omaeでこの2人はあきらかに非韓国人なんすよね。
調べてみるとChris Vargaはアメリカ人のドラマーでシンガポールや香港での演奏活動ののち韓国に来て現在は同徳女子大学と秋溪芸術大学でドラム/アンサンブルの講師。Kenji Omaeは日本人かと思いきや日系カナダ人のサックス奏者で、トロントやニューヨークでの演奏活動ののち韓国に来て現在はソウルのジャズクラブでの演奏活動のほか、百済芸術大学というところで教授もやっているそうです。
なぜ韓国に流れ着いたのかはナゾですけどこの無国籍っぽさは、いわば「テイトウワ」みたいなもんですかね? 違います?
まあともかく3人とも韓国で活動しているんだからKorean JAZZには違いない。
Koreanだろうがなんだろうがこういうシンプルな編成のジャズは私のとても好むところで、このてのヤツって聴けば聴くほど味わいが増すんですよねー。最初はなんだかドラムとベースが合ってないみたいでリズムがベターっと重たく感じたんですが、何度か聴くうちになぜか気にならなくなりました、まさに「Unbalanced Beauty」ですな。
私はジャズのジャンル分けがすごく苦手だから、こういうのをビバップというのかモーダルというのかそれとも別の言い方があるのか、詳しい方に教えを請いたいんですけど、そんなこたあまあどうでも良いんで、とにかく聴いてみてくださいなるべく大音量で!
>>Pure
>>Self-Hypnotism
>>Unbalanced Beauty
Korean JAZZっていうと、ロッテホテルのラウンジとかに流れてそうなキザっぽくてユルくてフニャフニャなスムースジャズっていうんですかね? そういうのをイメージする人も多いと思いますけど、このC2K Trioみたいにクールだったりフリーで喧しっぽかったりして歯ごたえのあるものも多く、興味深いです。売ってるところが少なくてなかなか買えないのがきびしいところですね。
ところで、こうして私みたいに勝手に試聴用のデータを作ってアップするのは著作権的に議論があってそのへん私もイラストやデザイン関係の仕事だしよーくわかってはいるんですけれども、絵でも音楽でも文章でいくら書いたって何も伝わらないじゃないですか、しかもこんな便利なメディアでそれができなければそもそも紹介する意味がないじゃないですかあ!
だから私はこれからも載せたいヤツはどんどん載せていきたいと思います。
百文は一聴に如かず! です。
>>C2K Trio(レコード会社のサイト、韓国語)
>>Chang Hyun Kim(MySpace)
>>Kenji Omae(MySpace)
>>Chris Varga(MySpace)