<   2007年 02月 ( 2 )   > この月の画像一覧

この顔にピンと来たら…

 先週またソウルに行って来たのですが、そのときのことは、写真と文を整理しながらこれから少しずつ上げることにします。

 今日はとりあえず、最近気になってるこの人、蓮池さん夫妻拉致事件で、逮捕状が出た2人のうちの一人、キムナムジン容疑者。新聞等の報道で目にした人も多いでしょう。
e0099250_1553017.jpg
 
 最初に目にしたときは、不謹慎ながら思わず吹いちゃった。いま気がついたけど、ハゲなのに詰め襟みたいな服着てんのがまたおかしい。

 ところで、この絵から、警察庁の差別的な朝鮮人観が垣間見えるように感じるのは私だけでしょうか?
 なんつーか、関係者の話だけを聞いて、何もないところから描いた顔ではなくて、日本人が「ハゲのチョーセン人」と聞いて思い浮かべる最大公約数的な像が反映されているような気がするんですけど…、
 考え過ぎ?
[PR]

by kobugimori | 2007-02-25 02:18

キムチを売る女(芒種)

 いわゆる韓流映画って、良く言えばサービス精神旺盛、悪く言えば演出過剰で押し付けがましくて、たとえば私のシュミで言えば、「グエムル」は最高だったけど「王の男」は予告編だけでゲップが出ちゃう、というように両極端に感じることが多くて、これは要するに内容が盛りだくさんでしかも味付けが濃いからだろうと思うわけよ。
 ところが先日友人と見に行った「キムチを売る女」、原題は「芒種」で、これは二十四節気のひとつ、作物の種をまく頃っつー意味らしいんですけど、これがちょっとなんと言うか、韓流に限らずこれまで見たことがないような乾いた感じの映画で、一緒に行った友人は見終わってから「吐き気がする」なんて言ってました。私はそこまで不快な感じはしなかったけど、今でも思い返すとちょっと消化不良っぽい気分にはなります。

 監督は、映画監督より作家が本業の在中3世だそうです。資金を韓国が出したということで韓国映画となっていて、内容が問題なのか中国国内では上映されていないそうです。
 韓国人に、たとえばミッシェルウィーなんかをウリウリと自慢されるのはちょっとしらけた気分になるものですが、こういう特殊な監督をサポートするあたり、成功した韓流の余裕というか、懐の深さを感じますな。さすが韓国。

 それはともかく、どんな映画だったか、といえば、
・暴力やセックスや裏切りや、最後は無差別テロまであるのに、その全てが画面の外で行われて、スクリーンに映るのはそれぞれの行為の前後の様子だけ。
・暴力もセックスも、主人公が白菜に塩をふったり大根をきざんだりする場面と、まったく同じ調子で並べられている。
・画面に登場する人物は、ときどき台詞をボソボソと口にするだけで、ほとんど笑いもしないし泣きもしない。
・フツーの映画には音楽がつきものだが、この映画でそれらしきらしきものが聴こえて来たのは、最初と最後の2回、お祭りの隊列が通り過ぎる場面くらい。
 ざっと上記のような感じで、押し付けがましい「韓流」と正反対のドライさ。サービス精神0、演出らしい演出も、ナシ。と言えます。
 
 いま思いついたけど、これ「寸止め」だの「放置プレイ」だのに近いのではないでしょうか? そうだとすれば、この映画に対して、Sである私の友人が拒否反応を示し、Mな私は好感を持ったというのが腑に落ちます。
 だからそういうプレイが好きな人は、ぜひ見てみてください♪
e0099250_361212.jpg

 ところで、制作費が何十億円だとかエキストラが何万人だとかの「大作は映画館で見ろ」というのはよく聞く話だけれども、私としては、地味でマイナーな映画こそ映画館で見るべきだと思います。
 昔、「達磨はなぜ東へ行ったのか」と言う映画を、最初はビデオを借りて見たのですが、自宅でのユルい雰囲気ではどうしても寝ちゃうんですよね。ところが、韓国映画祭で劇場で見る機会を得たときには没頭できて、それなりに感動しましたから。
 そもそも、マイナーな映画はレンタル屋にないことも多いし、じゃあ買おうと思っても高いんですよねぇ。

 マイナーついでにもう一つ、「テハンノで売春していてバラバラ殺人にあった女子高生、まだテハンノにいる(대학로에서 매춘하다가 토막살해 당한 여고생 아직 대학로에 있다)」、サイケでパンクでカルトな感じでわけがわからないまま終わるのがよかった。もう5〜6年前の映画ですが、これは近所のレンタル店にもあったので、興味のある人は探してみてください。

e0099250_364867.jpg
[PR]

by kobugimori | 2007-02-03 23:19