ネズミゾンビ、その他

ネズミゾンビ

 子供が産まれてからこの3年間わが家では、ミッフィーなど子供向け以外のDVDはゆっくり見られなかった。だから最近では見たいDVDがあると早起きして、子供が寝ているうちに見ることにした。
 これも、朝の7時半から見た。

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 ↑ 日野日出志じゃないよ

 ビデオ屋の棚でタイトルを目にした瞬間に子宮がキュンってなって、ケースの能書きなんかもほとんど見ずに衝動借りしたヤツだ。
 さて内容はどれほどウンコだろうか? と、薄ら笑いを浮かべて見始めたのだが笑いはすぐに消えた、なぜならこれがタイトルとは裏腹に、きちんとマジメに作られた真っ当な映画だったからだ!
 B級ですけど。あくまでも、低予算B級ホラーとして真っ当、という意味ですけど。

 ウイルスに感染して凶暴化するパターンはほかにもあるが、ネズミが媒介するウイルスによって顔がネズミっぽくなり、人を追いかけるときには四つん這いで。と、いうあたりがネズミゾンビの新機軸だ。
 画面が終始暗いトーンなのが私ごのみで、タメるシーンと激しいシーンとの落差が大きくて飽きないし、特に後半は展開にスピード感があってまあまあだった。
 早起きして見る価値はじゅうぶんにありました。

 最近流行りのこういう「感染系」のヤツってよく考えてみると、ウイルスに感染する前より感染した後のほうが、食欲だの運動能力だの生き抜こうとする力だのが、増進する。っていうことになるよなー。理性はなくなっても、健康な人より元気なんじゃないだろうか? 走るの早いし力も強いし。

FEAST/SLITHER

 そのほかに最近見たB級ホラーで印象に残ったのは「FEAST(フィースト)」と「SLITHER(スリザー)」だ。

 FEASTは、ワケのわからないままどんどん話が進んでいく。ヒーローとか子供とか、普通なら生き残りそうな人から先に死んじゃったり、怪物が交尾して子供を産んだりする。怪物が繁殖するといえばエイリアンシリーズなんかを思い出しますけど、交尾は珍しいんじゃないでしょうか交尾は。怪物の交尾は。
 ともかく、めまぐるしくも予想外の展開の連続で、あっという間に終わってしまった感じだった。

 SLITHERは、FEASTとは反対に、60〜80年代くらいまでのB級SFホラーの定石通ーりに展開していく。いいもん/悪いもん/捨て石/お色気担当など、登場人物のキャラもわかりやすくて、楽な気分で安心して見れた。
 ただし、大量のナメクジまたはナマコのようなヤツが高速で移動して人々を襲ったりして、しかも昔と違ってヌメヌメ感とかノタクリ感がリアルなんで、それ系が苦手な人は注意してください。

MIST

 B級ホラーの定義は何か? といわれても私にははっきり答えられないが、見終わってから「あーおもしろかったー♪」っていう脳天気な爽快感を得られるもの、ということはできる。
 最初にも書いたように私は最近、DVDを早朝に見ることが多い、つまり、朝っぱらからゾンビが血ー吐いたりナメクジの大群に人が埋もれたりするような映画を見てるわけなんだが、朝でも別に問題ないんだ終われば爽快だから。
 ところが、スティーブン キングが原作の「MIST(ミスト)」はダメだったあ…。見終わってからドーンと気分が重くなって爽快感0! これを「朝」見たのははっきり失敗だった。
 まー映画としてつまらなくはない、設定が陳腐とはいえ異様な状況下での人間模様がリアルで、なかんずく宗教ババアのアカデミー賞ものの演技は見応えがあったのだが、なにしろ終わり方が暗すぎて、これを見てウツが悪化して死にたくなった人も多いんじゃないでしょうか世界には。ロードショーのときには、デートでこれを見ちゃって気まずくなって映画のあとやることもやらずにすごすごと帰って行ったカップルも多いと思う。
 登場人物に過多に感情移入するようなタイプの人にはお勧めいたしません。責任持てません!
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by kobugimori | 2008-10-22 18:45