ヒュンダイ i30

 わたじゅんさんコメントありがとうございます。
 お返事が長くなりそうなので、記事として独立させました。

 i30は私も気になります。
 これ、やっぱり日本にも投入されるんでしょうね? これでダメなら本当に撤退、というくらいに、ヒュンダイジャパンの命運がかかっているかもしれませんね。

 ただ、車としていくらよくできていても、商品として売れるかどうかは別で、なにしろ日本は小型車大国。ビッツ/マーチ/デミオ/スイフト/フィットなど、どのメーカーのどの車種も優秀だし、もっと小さな軽もどっさりあります。
 それに、日本ではヒュンダイも輸入車ですから、日本の消費者からは、プジョーやシトロエンなどのような、比較的低価格でオシャレな輸入車とも較べられることになるでしょう。

 そうした、あまたの車を押しのけて、なおも主張する個性がi30にあるか? というところが問題です。よほどとんがった部分がないと、飽和した日本の自動車市場には食い込めません。
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 上の写真は、韓国版Wikipediaからコピーしたi30で、車は見た目がほぼ10割なわけですが、特にどうってこともないんですよねえ。悪くはないけど、良くもないというか…。
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 上の写真は、どこからコピーしたのか忘れましたが、アルファロメオの最新にして最小のモデル、MiToです。欧州で今年の夏ころから発売されるらしいです。
 さすがですねえ。やっぱりこれくらいでないと、お腹いっぱいの日本の消費者は振り向かないのではないでしょうか?
 私やわたじゅんさんのような韓国バカなら、斜体のかかったHマークひとつで思いっきり振り向きますが(笑)。

 欧米で韓国車の評判が良いのは「ヒュンダイをホンダだと思っているからだ」などと揶揄する書き込みを2ちゃんなどで目にすることがありますが、私も実はこれ、あながち間違っていないと思っています。
 ヒュンダイとホンダとの区別はともかく、欧米人から見れば、日本と韓国とは同系統だからです。
 日本人が、イタリア車もフランス車も「ラテン系」などと一括りにするのと同じです。地味なデザインでも、「ラテン系」と言われたとたんに、その地味さをオシャレに感じたりします。
 欧米人も、日本車と韓国車とを「優秀」というイメージで一括りにしているのです。日本車の築いた評判があったからこそ、欧米市場に新参の韓国車が、警戒もされず、偏見も持たれず、好意的に受け入れられたのです。韓国の自動車メーカーは、日本のメーカーが築いた信用に乗っかって商売をしてきたと言ったら言い過ぎでしょうか。

 ところが日本人は、韓国車を日本車と同系統とは思っていません。自動車産業や、自動車文化の歴史の差から、どうしても日本車よりも韓国車を低く見てしまいます。

 つまり、欧米市場と日本市場とは根本的に違うのです。欧米で売れたから、日本でも売れるはずだ、というヒュンダイの認識は甘過ぎました。

 これまでの話をまとめると、日本市場における韓国車の競争相手は、
1. 多種多様な日本製小型車
2. オシャレなヨーロッパ車
3. 韓国車(製品)に対する偏見

だということです。韓国メーカーは、これらすべてに打ち勝たなければなりません。

 こう考えてみると、欧米市場を開拓したときの日本メーカーよりよほどキビシいですね。地獄ですよ地獄。ヒュンダイは、自らすすんで日本市場という地獄に足を踏み入れてしまったわけです。

 i30が、いくら売れたとしても、これだけではヒュンダイジャパンの経営を立て直し、日本市場での韓国車の認知度をアップさせることはできないでしょう。
 でも、韓国好きの私たちは、せいぜい宣伝してあげましょう。
 そして、i30が発売されたら、ぜひ買ってあげてください。私も乗りに行きます。車内でPeppertonesをかけながら、北海道をドライブしましょう!
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by kobugimori | 2008-05-16 16:58