胡同の理髪師

 木曜日、36歳の人妻と映画を見に行った。

>>胡同(フートン)の理髪師

 胡同に暮らす93歳の理髪師チンさんの日常が淡々と描かれる。
 チンさんが、日のあたる窓辺にすわってたまに瞬きをするだけとか、客の爺さんのヒゲを「ショリショリショリ…」と剃るだけとかの、静かなシーンが多い。だけど、なにしろこの爺さんの顔が良いので退屈ではない。

 日常の小さなエピソードや会話の中に、人の死や社会の変化など、重たい主題も絡む。それでも、この監督の控えめなユーモアと、失われてゆくものに対する愛情が画面から溢れてくるのがわかるので、決して暗くならない。

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↑チンさん

 実はこのチンさん、散髪とヒゲ剃りだけでなく、按摩の名人でもあることが劇中で明かされる(按摩された爺さん死んじゃったじゃん! というツッコミはこの際ナシね)。
 毒入り餃子とかスポーツの試合とかで、トゲトゲしいものになりがちな最近の日本人の対中感情も、チンさんの按摩で少しでも和らいだらいいと思った。

 見終わってから、ほのぼのとハッピーな気持ちになれる良い映画でした。
 
 映画のあと、一緒に行った人妻が、誕生日の近かった私にトムヤムクンなどをご馳走してくれました♪
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by kobugimori | 2008-03-01 22:42